ローマ字のつづり方 · 2025年改定

新しいローマ字のつづり方、実際にはどれを使う?

しはshi、ちはchi、つはtsu。長音はōのような符号でも、仮名遣いに沿ったouやooでも表せます。Tokyoやmatcha、使い慣れた氏名のつづりは、用途を見ながら選びます。

名前の読みとローマ字を確認
NameFerryより

si と shi、どちらも見かける綴りです。表記の基準を比べながら、名前や旅券で確認したい点も整理します。

2025年12月22日の告示を確かめる

2025年12月22日、新しい「ローマ字のつづり方」が内閣告示として示されました。一般の社会生活で現代の日本語を書き表す際のよりどころを、本表一つで示しています。文化庁国語課は2026年2月にQ&Aを公表し、長音、氏名、入力方法などを説明しています。

学習ノートを書くのか、既存の地名を引用するのか、氏名欄へ入力するのか。まず用途を確認すると、つづりを選びやすくなります。次の表では告示の書き方と、ほかによく見掛ける書き方を並べました。

八つのつづりを用途と一緒に確認

「告示の書き方」は本表と添え書きによります。隣の欄には、旧来の方式や慣用表記を挙げています。

読み・語告示の書き方ほかに見掛ける表記使うときの確認点
しshisi本表はshiを採用
ちchiti本表はchiを採用
つtsutu本表はtsuを採用
ふ/じfu/jihu/zi付属の対照表でも確認できる
かんぱい/しんばしkanpai/Shinbashikampai/Shimbashi告示の撥音はn。駅名の引用は事業者の表記に合わせる
まっちゃmacchamatchachの先頭のcを重ねる。商品名などは正式なつづりを使う
とうほくTōhoku/TouhokuTohoku読みを記録する際は長音を残す
とうきょうTōkyō/ToukyouTokyo既存の地名を引用する際は採用されている表記を使う
NameFerryの中国語名変換画面とカタカナの読み

NameFerryに中国語名を入れ、日本字体・仮名・ローマ字を確認します。例の名前を、自分で調べたい名前に置き換えられます。

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shi・chi・tsuと、撥音のn

本表ではshi、chi、tsu、fu、jiを使います。以前の資料にあるsi、ti、tu、hu、ziは、付属の対照表で対応する読みを確認できます。自分の学習ノートでは方式をそろえておくと、後から語を探しやすくなります。

撥音のンはnで書き、かんぱいはkanpai、しんばしはShinbashiとなります。一方、駅名や既存の名称ではmを用いたつづりも見掛けます。路線を検索したり駅名を引用したりするときは、事業者が表示する表記を使うと確実です。

まっちゃをmacchaと書く理由

促音のっは、続く子音字を重ねて表します。子音字が二文字なら、その最初の字を重ねます。まっちゃではchのcを重ねてmaccha、ざっしではshのsを重ねてzasshiとなります。

matchaも国際的に定着した表記で、告示は既存の書き方を扱う箇所で例に挙げています。規則を覚えるノートではmaccha、飲み物や店・商品の名称を引用するときは、その名称で使われているつづりを記録しましょう。

長音はTōhokuでもTouhokuでも表せる

ōの上の横線はマクロンと呼ばれる長音符号です。告示では、現代仮名遣いのとおり母音字を並べる方法も使えます。とうほくはTouhoku、おおのはOono。元の仮名に沿ってouやooを書き分けます。

こうすると、おのとおおの、ゆきとゆうきの違いを残せます。読み方のメモならŌno/Oono、Yūki/Yuukiで長さを示し、実際の人物に言及する際は本人のつづりを用います。

しいたけやへいせいは、shiitake、Heiseiと書くのが一般的です。長音を確かめるときは、元の仮名も一緒に見直すと判断しやすくなります。

Tokyoや使い慣れた氏名は出典に合わせる

告示にはTokyo、judoなどの定着した表記も挙げられています。また、個人の姓名や団体名では当事者の意思を尊重するよう配慮するとしています。本人の署名、団体の公式サイト、公式地図などで採用されている表記を確認しましょう。

とうきょうの読みを説明するならTōkyōやToukyouを使えます。既存の住所や英語名称でTokyoと表記されているものを引用するときは、そのつづりを保ちます。パスポート、航空券、登録済みの情報については、渡航書類と入力先の決まりを確認し、登録された氏名を用います。

キーボードの入力方法はこれまでどおり

日本語入力は、普段の操作を続けられます。文化庁のQ&A第52問は、今回の改定による情報機器の入力方法への影響はないと説明しています。ぢ、づ、をを出す際は、入力方式に応じてdi、du、woなどを引き続き使います。

助詞のは・へ・をの読みをローマ字で表すときはwa・e・o。仮名をキーボードで打つときは入力方式の決まりに従います。発音を示す行と、打鍵を記録する行を分けておくと、練習の際に確認しやすくなります。

保存・提出前に用途を確認する

学習ノートでは、仮名を確かめてから、本表のつづり、撥音、促音、長音を点検します。同じノート内の長音の示し方も、できるだけそろえておくと読み返しやすくなります。

氏名や地名の引用では、当事者が確認したつづりを保ちます。フォームや予約では、英字の氏名、日本語の読み、カタカナのどれを求められているかを確認してください。名前ツールで仮名とローマ字を見比べた後、提出前に元の資料と一字ずつ照合します。

中国語名のローマ字とピンインを比較

よくある質問

新しい告示はいつ出たものですか?

2025年12月22日の内閣告示です。文化庁国語課が2026年2月に公表したQ&Aで、具体的な用法も説明されています。この記事はこの二つの公式資料を参照しています。

氏名をOhnoと書いています。Oonoに変えますか?

氏名には、本人が使っているつづりや登録されたつづりを用います。告示は読みを示すŌnoやOonoを認めるとともに、姓名について本人の意思を尊重するよう求めています。証明書や予約の入力は、書類と各手続の規則を確認してください。

ōを入力しにくい場合、Touhokuと書けますか?

書けます。告示は現代仮名遣いに沿って母音字を並べる方法を認めているので、とうほくはTouhokuと表せます。既存の名称や登録済み氏名を引用するときは、確定したつづりを保ちます。

元のつづりも一緒に残す

仮名と出典のローマ字表記を並べて保存しておくと、読みを復習しながら、同じ人や場所を後から検索できます。

公式資料

読み方と氏名の表記を続けて調べる

ガイド

名前の読みとローマ字を並べて確認

仮名とローマ字を見比べ、使う場面に合わせてつづりを確かめましょう。

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